気がつけば
釣りをする人にとっては誰しも1,2か所はお気に入りの渓があると思います。
ここへ来れば必ず釣れる場所とか大物がいる場所とか、そんな渓のひとつに行ってまいりました。
いつもこの渓は裏切らない渓です。
ここへはシーズン中2,3回は必ず来ます。
本当はもっとたくさん来たいのですが、お隣り(山梨)の県で途中有料道路(雁坂峠)があるため
そうたびたび来ることができません。
8時に渓に立ち、いつもの通りすぐに竿を振ります。
いつも何の反応もなく上流へ行くのですが今日は、12分ほどで最初の1匹がかかりました。
6寸ほどでしたがさすが裏切らない渓です。
ちなみにここは標高が2000m級の山々が立ち並ぶ谷なので当然岩魚です。
ただその後が続かず沢歩きになってしまいました。
木々があちこちで倒れていてだいぶ渓相も変わっていました。
そしてお昼を過ぎた頃から活性が上がってきたようで釣れ始めました。
おちびさんがちょくちょく出てきてちょっと大きいかなと思っても7寸止まり。
そんな時、この岩魚を釣りあげました。
最初見たときはニジマスでも釣りあげたかと思いました。
というのもこの渓の岩魚とはちょっと色が違っていたのでそう思いました。
実際にはまださびが消えていなくてちょっと黒ずんでいただけでした。
この岩魚さんに春のお知らせができました(笑)
いかにも大きいのがいそうな場所です。
でも思ったより小さく8寸止まりでした。
でもさすがに冬を越しただけあって大人の顔つきをしていました。
その後も数匹釣ってそろそろ帰りの時間になりいつもなら魚止めの滝まで行って
帰るんですが少しお疲れモードになっていたので帰ることにしました。
秩父の谷と違ってあまり谷の傾斜が強くないので沢通しでも比較的楽に降りてこられます。
家に帰ってデジカメに納めた岩魚の写真を数えたら11匹でした。
1匹掛かりが浅くて毛鉤が外れて地面に落ちてそのままお帰りになったのがいたので
それも入れると12匹になります。
気がつけばつ抜けだったんですね。