増水とデジカメ
5月連休の後半は雨ばかり、金曜日は朝からカミナリが鳴るという
本当に不安定な天気でした。
土曜日は晴れの予報、この日しかないと思い釣行してきました。
連日の雨でダムに流れ込むバックウォーターはささ濁り、底が全く見えません。
目的の沢も当然増水していました。
普段は滝の下まで行ける場所もだいぶ手前まで水が溢れ行くこともできません。
ここは仕方なくいつもより手前から滝を巻きました。
当然毛鉤を流すポイントも少なく岩魚の影すら見られませんでした。
デジカメの調子が悪く、レンズカバーがスイッチを入れても完全に開かなく
なってしまいました。
もう7,8年使っているのでそろそろガタが出始めたようです。
ここからは携帯のカメラで写真を撮ることにしました。
久々に雲の少ない青空を見られた気がします。
そしてやっと釣れた岩魚です。
秩父の岩魚は鰭が橙色の濃い綺麗なイワナですが、最近は混血が増えて
橙色の薄い岩魚が増えました。
最初は木に服でも引っかかっているのかと思って気にせず毛鉤を
流していましたが、少しずつ近づいていくと子鹿だと分かりました。
まだ腐敗が始まっていないので、連日の雨で足を滑らせでもして
沢へ落ちたのでしょうか?
この上に行くと沢幅も狭くなり今以上に毛鉤を流せる場所も少なくなるので
ここで終了にしました。
尾根を登って山道(杣道)まで出て帰りました。
秩父の山にはいたる所に炭焼きの窯が残っています。
今は使われていませんがまだ使えそうなものや半分崩れているものなど
かなり奥域まであります。