愛犬のそら

 
今日、関東地方は梅雨入りしました。
そして、7年前の今日始めて母犬に会った日です。
 

 
その日は最初入渓しようとした場所をすぐ後ろから来た人に譲って
少し奥域の林道の車止めまで行きました。
ここで譲らなかったらその日出会うことはなかったでしょう。
 
車止めから林道を歩いて1時間ほどした場所から釣りを始めそこそこ釣って
帰る途中夕方5時頃車止め手前の橋を渡ろうとした時です。
 

 
突然橋の脇から猟犬が吠えながら飛び出してきました。
一瞬ビックリして身構えてしまいましたが、吠えたのはその時だけで
その後は少し距離をおいてついてきました。
 
車で着替えている時も車の周りをウロウロしていて、その姿は
明らかに肋骨が見えるほどに痩せていました。
帰り食べようと思って取っておいたパンを食べさせてやりました。
これが母犬との出会いでした。
 

 
それから何回か通ううち、子犬がいることを知りました。
子犬は4匹、母犬は痩細りながらも出ないお乳をあげている姿も見ました。
行くたび食べ物を持って行きましたが、ほかの釣り人からも貰っているようでした。
 
そしてある日、行ってみると母犬の姿が見えませんでした。
子犬をおいて姿を消すはずもなく、考えられるのは人懐っこかったので
釣り人が連れて帰ったか、もしかしたら保健所の人が連れて行ってしまったのか?
いずれにしても子犬は残されました。
 
その日迷わず、橋の隅から人目のつく場所へ引越しさせました。
本当は家に連れて帰ればと思いましたが、さすがにそれは無理と思い我慢しました。
でも1匹は飼いたい気持ちが大きくなっていました。
 
次に行った時、まず鼻足先尻尾に白い毛が混じって一番可愛かった子がいなくなり、
次に行くと黒い子がいなくなりました。
残り2匹になり、その時はもう飼いたい気持ちが頭の中いっぱいになりついに
連れ帰ることにしました。
 
でも、どちらの子にしようかと、決めては行くたび後をついて来て車で帰るときも
車のあとを追ってきた子。
それがうちの愛犬そらです。
 
残った子も後で行ってみるといなかったので、連れて帰ってもらえたようです。
この子達はある意味幸せな子だと思います。
保健所に連れて行かれて飼い主が見つからず殺処分される子が沢山いる現実があります。
犬を飼うようになって知ったことですが。
 

 
そして現在のそらです。
ゴールデンレトリーバーっぽい部分(長毛ではないけど毛色は毛先が金色っぽい)と
柴犬っぽい部分(しっぽが巻尾)があってラブラドールレトリーバーっぽい
感じもあってオンリーワンの子です。
性格はラブその物って感じです、人間大好きで犬より人って感じがします。
 
釣りをしていなかったら出会うことのなかった愛犬です。
 
にほんブログ村 釣りブログ テンカラ釣りへ
にほんブログ村