厄日な一日

 

 
秩父から長野へ抜ける三国峠の林道は、昨年、崖崩れで通行止めになっていた。
林道沿いに沢が流れているので、短時間の釣行をしたい時はよく行った。
その林道も通れるようになった情報を確認したので出かけてみた。
 

 
いつもよりちょっと遅めに出かけた、といっても6時少し前ですが。
前日の夜から腹が痛い、下痢ではなく押すと痛いので何かバイ菌でも入ったのか?
多分そのことが、頭の中の大半を占めていたようで、忘れ物を沢山してきてしまった。
一番の忘れ物は、ベスト、毛鉤やハリスその他入ってます。
気がついたのはいざ支度を変えようとした時、あれ?何か足りないと思ったのでした。
バックの中を探しても有ったのは、予備で持っていた仕掛けについていた毛ばりのみ、
普段竿に付けたままなので使える毛鉤は2個だけ。
 

 
入渓した場所は、最上流の車で行ける場所から、堰堤を1つ捲いて竿を出してみたが
全然音沙汰なしでした。
すぐに堰堤なのでまた捲くが崖が崩れてかなり荒れている。
年々埋まって行く、岩魚には棲みづらいだろう。
 

 
堰堤の下で釣れた岩魚は橙色がハッキリしていて綺麗な岩魚です。
秩父の岩魚を見慣れてしまうと他県産の岩魚を見ると違う岩魚のように思えてしまう。
 

 
堰堤の下ぐらいしか竿がまともに振れる場所がなかった。
他は木が覆っていて、今日はできるだけ木や根掛りを避けたいので
無理をしなかったこともあってなかなか振れなかった。
そうなるといいポイントをスルーするのもつまらない。
そこで提灯でやってみようとハリスだけつけてやってみた。
でも、竿の長さが3.3m、予備が3.5mとても気づかれないで近づける長さではなかった。
 

 
お昼はカップ麺、また箸を忘れてしまったので、木の枝を石で皮をむいて
箸替わりにした。
本当はコーヒーも飲むつもりでいたが、車の中においてきてしまった。
 

 
バナナを食べようと持ってきていたが、半分位傷んでしまっていた。(;_;)
本当についてない、ついてないといえば今日は石の上に乗ったら滑ってコケて、
右側が濡れてしまった。
注意していたつもりが、またコケて尻餅をついてまた濡れてしまった。
荒れすぎていて浮き石が多くいつも以上に体力を奪われた。
 

 
2個しかない毛鉤、木に奪われてしまい1個をロスしてしまいました。
最近は逆さ毛鉤をメインで使っているので、このタイプは久しぶりだ。
 

 
登っていけど、ガレ場は続き、瀬は浅く、木が覆っている、とても釣れる気が
しなくて終わりにすることにした。
 
降りてきてまだ時間に少し余裕が有ったので30分くらい、車を止めた場所から
少し下から釣り上がった。
 

 
少しサイズは小さくなったが、またまた綺麗な岩魚が釣れた。
食い気があれば毛鉤は何でもOKですね。
 

 
水は少ないが、木も邪魔にならず竿を振れて気持ちがいい。
 

 
帰る途中、ジムニーが前から走ってきて、窓を開けて手を出して止められた。
何かと思ったら、来る途中で崖崩れがあって、ジムニーでスレスレで通り抜けて
来たということだった。
そして、その現場、とても通れる幅ではなかった。
仕方なく、車を降りて邪魔な岩を動かして端へ寄せた。
これくらいで大丈夫かな?と幅を見ていたら、軽の1BOXがやってきて後ろに止めた。
すぐ近くで釣りをしていたらしい、すごい音がしたと言っていた。
そしてまた、マツダデミオの3人さんが来てみんなで岩を寄せて広くした。
 
本当についてない一日だ、今日は厄日なのか?
 
 
 

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