山梨の渓(3)

 
今回は山梨の別の渓に行ってきました。
車を停めたところから、30分ほどの歩き、ここが意外と傾斜がすごくて朝一から足に来ました。
 

 
見上げるほどの大きな堰堤を越えると、その上は砂地が延々と続き沢の流れは1mもない流れがありました。
以前も来たことがありますが、堰堤を3つ4つ越えた覚えがあります。
最上流までは行ったことがないので、今回は最上流を目指しました。
 

 
堰堤の間で顔を見せてくれた岩魚、ここも魚体は白かったです。
サイズはそれほど大きくないものの側線から下の橙班がきれいでした。
 

 
個人的に7月が記憶としては、一番釣れる月のような気がします。
尺を釣ったのがこの月に多く、今年はまだ釣れてないのでちょっと期待はしていました。
でも残念ながら今日はその日ではなかったようです。
しかし思わず苦笑いの瞬間がありました。
毛鉤にかかった岩魚を引き寄せようとしても、まったく動かなくこれは相当大きいと思っていましたが、
根掛かりしたように動かないのでもしやと思って近づいて行ったら、毛鉤が外れて本当に根掛かりしていました。
 

 
今日も岩魚の反応はよく、瀬の方に出てきているようです。
ただ、反応がいい分バラシが多く何度もバラシてしまいました。
一度バラシてダメだったので、再度同じところに流したらまたバラシて、再度流したらまたまたバラシて結局3回バラシてそこは反応が無くなりました。
 

 
この堰堤は岩の上に作られていて、見上げるくらいの大きさがあります。
山梨、長野もそうですが堰堤がいっぱいです。
土砂より砂が多い?ような気もします。
 

 
この岩魚の毛鉤を取ろうと口を開けてみたら、今食べたばかりだと思われる虫が口の中にいました。
黒っぽい虫で比較的大きな虫でした。
 
沢は徐々に砂で底が埋まっている所が目立ってきました。
岩魚はいるのか?不安になっていた所、小滝があってそこもだいぶ埋まっていましたが岩魚が隠れられそうな場所も有ったので毛鉤を流してみました。
すると2匹の岩魚が瀬の方に出てきて、毛鉤に反応して出てきたのでしょうか。
明らかに自分の姿は見えたであろう位置に定位しました。
これはと思ってゆっくり下がりましたが、全く気付いていない様子で捕食体制に入っていました。
ただ、この位置は手前に木の枝があって、別の角度から毛鉤を打ち込んでも木の枝にかからないようにピックアップしないといけないため、ギブアップしました。
 

 
上に上がるにつれてだんだんと不自然な音が聞こえてきました。
始めは気のせいかと思っていましたが、その音の出どころが分かりました。
重機が入って崩れた岩でしょうか、砕いているようです。
さすがにこの先には行けず、ここで強制終了となりました。
最上流が見れず残念ですが、竿を収めて沢を降りました。
 
途中でお昼を食べて車に戻ったのは、1時半頃時間はまだあるのでこの前の渓の下流部を考えましたが、ちょっと中途半端なので毎年欠かさず行く渓に行くことにしました。
 

 
ここなら上流域に行かなければ、1,2時間は時間がつぶせると思い入渓しました。
いつもより少し下から入って竿を振りました。
反応はありません。
 

 
いつも入る場所で18と21の2匹の岩魚が釣れました。
いつもは竿を振っても軽く流す程度で上流に向かってしまうので今日は少し時間をかけたのが良かったようです。
今日はだいぶ足に来たのでこのくらいにして切り上げました。
 
 

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